メンテナンスで長持ち住宅

~建物劣化の事例とその対策~

 実施日:2008年1月 26日 セミナー14:00~15:30 個別相談15:30~16:30
講演者:伊藤 裕啓(一級建築士、NPO法人住宅長期保証支援センター理事)
実施団体:NPO法人住宅長期保証支援センター

 

■寿命の長い住宅とするにはメンテナンスが重要
   日本の木造住宅の寿命は30年未満。しかし長持ちしている住宅もあり、それは手を入れているから(メンテナンスをしているから)だ。建物を長持ちさせるためには適切な時期に適切なメンテナンスをすることはとても重要であるとのこと。

 適切なメンテナンスを行うためには、適切な調査・診断が大変重要。講師の伊藤氏はメンテナンス診断を数多く手がける一級建築士である。

 

■調査・診断のポイント
  調査診断は、専門的な知識が豊富で中立的な立場の専門家に依頼することがのぞましい。なぜ中立的な立場が重要かといえば、その専門家(の会社)があとの工事も請け負うとすれば、工事することを前提にさほど重要でない箇所の工事も提案するなどの偏りが出てくる可能性があるからだ。

 また、専門家は、不具合をできるだけ見つけ出しどこをまず第一にやる必要があるかの優先順位をつけられること、工事の方法を工事業者に適切に指導できることも重要とのこと。

 

 

 

全景

 

伊藤 裕啓氏

 

 

 

 ■調査・診断実例
 モルタル壁やタイルのクラック、サイディングジョイントの欠損、バルコニーまわりや屋上防水の不具合、開口部の漏水、浴室の不具合、床下シロアリの被害など建物劣化の写真を見ながら、表面的にみえる不具合の箇所と、それが見えない部分で最悪の場合どういう劣化がおこっている可能性があるかをご説明いただいた。また、工事してもらう際の注意点もお教えいただきた。

  さらに不適切なメンテナンスの例も写真でみせていただいた。 

 さいごに、適切な時期に適切なメンテナンスを行えばかなり悪くなってから工事を行うより費用が軽減できること、メンテナンスの知識を持っていれば訪問販売被害も少なくなると締めくくられた。 

■質問タイム
   セミナー終盤の質問時間には、参加者自身の建物の劣化状態を示した写真を持参し、相談する方もいた。
 
■個別相談も
 当団体から相談員が3名出席し具体的な対策をアドバイスした。建物の劣化の程度、診断やメンテナンス方法だけでなく、耐震診断・耐震改修についても広く相談がなされた。

 

 

 

個別相談風景

個別相談風景

 

 

 

参加者の声(抜粋)
建物は適切なメンテナンスを行う事で長持ちし快適に暮らす事が出来るなど、とても良かったです。

 

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