「若い力で未来を開け!」~田中優が語る、地球と環境にやさしい暮らし~
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実施日:2010年2月21日(日)13:30~15:30
場 所:住まい情報センター3階ホール
講 師:田中 優(たなか ゆう)未来バンク事業組合理事長、堀越 大二郎(ほりこしだいじろう)アフリカンジェンベ奏者
■NPO法人 西淀川子どもセンターとは/代表:西川 日奈子
すべての子どもたちが安心して、自分自身が大切な存在であると感じ、納得した人生をおくるため、気軽に相談できる「場」と「人」を地域につくり、足元でつながり支えあえる環境をつくることを目的に設立しました。今回は、活動の一環として、アフリカンジェンベの演奏(堀越大二郎氏)と「地球環境にやさしい暮らし方」についての講演(田中優氏)をコラボレーションで開催することで、子どもや若者たちの未来をみなさんといっしょに考える機会を設けたいとの思いで、音楽を交えながらリラックスした気持ちでお話を聞いていただくイベントを企画しました。
■演奏/堀越 大二郎(アフリカンジェンベ奏者)

心斎橋で生まれ育ち、世界中を旅して見つけたのがジェンベの楽器。楽器を通じて、いろんな人たちとの交流がはじまり、地元心斎橋ではジェンベ音楽祭が地域活性化の起爆剤となっています。との紹介がありました。堀越氏が奏でるアフリカの伝統楽器“ジェンベ”のすみきった音がホールに響き渡り、セネガルのウォルフ部族の歌“イナレオレ”“サイサヨレ”“アイワ”(邪悪なものや邪気を寄せ付けないおまじない)で会場を巻き込んだ演出に、参加者は自然と体を動かし、堀越氏のユーモアのあるトークとエネルギッシュで刺激的な演奏によって会場が一体となりました。
■基調講演/田中 優(未来バンク事業組合理事長)

「人とつながる可能性」をテーマに、2部構成で講演がありました。前半では、エネルギーと戦争そして新しい社会をつくるもうひとつの取り組みについて。後半は、天然住宅の実践事例と食の安全性について説明がありました。
(1)ピークオイル問題
これまでエネルギーといえば、資源の殆どを石油に頼っていた。しかし今後、石油生産量はピークを迎える。その一方で消費は全く鈍化していかないうえに巨大油田はもう見つかりません。そうなると供給できないギャップを埋めるために、各国では石油の奪い合いで戦争を招くなど、悪循環をつくる原因になっているのが現状です。では、石油に変わるエネルギーは一体何があるのか、それは“自然エネルギー”です。
これまでエネルギーといえば、資源の殆どを石油に頼っていた。しかし今後、石油生産量はピークを迎える。その一方で消費は全く鈍化していかないうえに巨大油田はもう見つかりません。そうなると供給できないギャップを埋めるために、各国では石油の奪い合いで戦争を招くなど、悪循環をつくる原因になっているのが現状です。では、石油に変わるエネルギーは一体何があるのか、それは“自然エネルギー”です。
(2)自然エネルギー“スマートグリッド”
低炭素社会に向けた実験事例(アメリカのコロラド州ボルター市の試み)についてレスターブラウンの未来の提言の紹介がビデオでされました。この“スマートグリッド(次世代電力網)”とは、最新ITを投入した新たな電力供給をする仕組みのことで、火力や原子力など従来からあった大容量で集中型の発電所と、ロスやCO2の排出量が少ない分散型電源との共存を図ることができるエネルギーなのです。全ての家はソーラーパネルで発電、余った電機は電気自動車のバッテリーにためて電力会社に売ることもできる。必要なエネルギーは風力や太陽光などの自然エネルギーにより100%まかなわれるようになり低炭素社会を実現できるエネルギーとして、いま注目されています。
低炭素社会に向けた実験事例(アメリカのコロラド州ボルター市の試み)についてレスターブラウンの未来の提言の紹介がビデオでされました。この“スマートグリッド(次世代電力網)”とは、最新ITを投入した新たな電力供給をする仕組みのことで、火力や原子力など従来からあった大容量で集中型の発電所と、ロスやCO2の排出量が少ない分散型電源との共存を図ることができるエネルギーなのです。全ての家はソーラーパネルで発電、余った電機は電気自動車のバッテリーにためて電力会社に売ることもできる。必要なエネルギーは風力や太陽光などの自然エネルギーにより100%まかなわれるようになり低炭素社会を実現できるエネルギーとして、いま注目されています。
(3)新しい社会をつくるナナメ方向の運動(自ら実践する社会へ)
自然エネルギーの仕組みがあるのであれば、進めていったらいいじゃないか、ということですがなかなか進んでいかない。その理由の一つに、導入の技術があるにも関わらず、今の利益を守ろうとするから新しい未来がつくれないのです。これを運動の3つの方向性で説明すると次のようになります。今の社会は、タテ型で誰かにぶらさがり、働かされている受身の社会をつくっています。しかし自然エネルギーに切り替えることで、地域で発電できるうえに電気スタンドをつくったり、自然エネルギーで農業をしたりと、新たな雇用の場をつくり自ら働こうとする下から上に向けた社会になります。ではどう現実していくか。まず私達に何ができるかを考えることです。これまでタテとヨコだけでは上手くいかなかったことを、自分自身で考えて社会を変えていく、ナナメの方向に向けて一人ひとりが実践してみせることにあるのです。

自然エネルギーの仕組みがあるのであれば、進めていったらいいじゃないか、ということですがなかなか進んでいかない。その理由の一つに、導入の技術があるにも関わらず、今の利益を守ろうとするから新しい未来がつくれないのです。これを運動の3つの方向性で説明すると次のようになります。今の社会は、タテ型で誰かにぶらさがり、働かされている受身の社会をつくっています。しかし自然エネルギーに切り替えることで、地域で発電できるうえに電気スタンドをつくったり、自然エネルギーで農業をしたりと、新たな雇用の場をつくり自ら働こうとする下から上に向けた社会になります。ではどう現実していくか。まず私達に何ができるかを考えることです。これまでタテとヨコだけでは上手くいかなかったことを、自分自身で考えて社会を変えていく、ナナメの方向に向けて一人ひとりが実践してみせることにあるのです。
(4)天然住宅を普及するバンクの試み
日本の木材は80%輸入木材しているため、森は荒れているのが現状です。そこでなんとかできないか、ということで非営利の住宅会社を設立したのです。全国20箇所にバンクを組織し各地で杉の木を生かした天然住宅をつくることで、地域でお金が循環する仕組みをつくりました。この天然住宅の特徴は、300年長持ちするような家をつくることにあります。例えば、化学物質は一切使用しない家を建てる工法を導入したり、燃料は熱効率の良いペレットストーブを屋内に設置したり、子供達の校外学習として“皮むき間伐”をおこない、木材を調達する森を復活する仕組みをつくる。こういう新たな試みをすることで、海外から木材を輸入することなく、世界の森をも同時に守っていけるような社会がつくれるのです。
日本の木材は80%輸入木材しているため、森は荒れているのが現状です。そこでなんとかできないか、ということで非営利の住宅会社を設立したのです。全国20箇所にバンクを組織し各地で杉の木を生かした天然住宅をつくることで、地域でお金が循環する仕組みをつくりました。この天然住宅の特徴は、300年長持ちするような家をつくることにあります。例えば、化学物質は一切使用しない家を建てる工法を導入したり、燃料は熱効率の良いペレットストーブを屋内に設置したり、子供達の校外学習として“皮むき間伐”をおこない、木材を調達する森を復活する仕組みをつくる。こういう新たな試みをすることで、海外から木材を輸入することなく、世界の森をも同時に守っていけるような社会がつくれるのです。
(5)子ども達を守るにはミツハチが生きられる環境づくりを:
世界でミツバチがいなくなっているのはなぜか。この原因は農薬に含まれるネオニコチノイドにあります。脳神経に誤作動をおこし虫が死んでいく。人間へは脳の海馬に入り込むと情動の部分が刺激され、人を傷つけたり、うつになるなど、様々な病気を起こします。世界のなかで実は日本が最も農薬を多く使う国であることを認識しなければいけません。子ども達の暮らす明日の環境を考えるためにも、いま何をすべきか、一人ひとりがその問題に気づき、できることから実践していくことです。
世界でミツバチがいなくなっているのはなぜか。この原因は農薬に含まれるネオニコチノイドにあります。脳神経に誤作動をおこし虫が死んでいく。人間へは脳の海馬に入り込むと情動の部分が刺激され、人を傷つけたり、うつになるなど、様々な病気を起こします。世界のなかで実は日本が最も農薬を多く使う国であることを認識しなければいけません。子ども達の暮らす明日の環境を考えるためにも、いま何をすべきか、一人ひとりがその問題に気づき、できることから実践していくことです。
■参加者の感想や取り組みの影響
申込者128件中参加者118名でした。アンケート結果より「話を聞いて自分でも何か取り組もうと思った」「子供と参加できて大変勉強になった」「ジェンベの演奏が心に響いた」などの感想があり、音楽と講演とのコラボレーションという初めての試みは大盛況に終わりました。
