「住まいのリフォーム~やさしい契約書や見積もりの見方~」
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実施日:2009年12月19日(土)13:30~15:30
場 所:大阪市立住まい情報センター5階研修室
講 師:水戸 豊 (社)日本建築積算協会関西支部、設計審査特別委員会委員長
■(社)日本建築積算協会(関西支部)とは
建築積算業務の改善と建築積算技術者の技術的水準や社会的地位の向上を図るため、各種調査研究や技術者の養成・認定などをおこなっている専門家団体です。
建築積算業務の改善と建築積算技術者の技術的水準や社会的地位の向上を図るため、各種調査研究や技術者の養成・認定などをおこなっている専門家団体です。
■畳の取替えと住宅の外壁改修を事例にあげた契約書や見積もりの見方について
講座では、“畳の取替え”と“建物の外装改修”を事例にとりあげ、どのような手順でリフォームがおこなわれるのか、リフォームにかかる項目や金額の根拠、見積もりや契約書の見方について、説明がありました。
●畳の取替えのポイント:リフォームまでの流れは、「企画⇒見積書の徴収⇒発注者・受注者の合意⇒工事⇒完成(支払い)」の手順でおこなわれます。ここでのポイントはまず、企画の段階で自分がどんなリフォームをどの程度まで実現したいのか、ビジョンをもっておくこと。はじめに到達点を決めておかないと、結局業者任せになり兼ねない。リフォームを失敗させないためには、自分でリフォームの目的を予め設定しておくことが肝心。見積書の見方では、“畳床の種別”“畳表の種類”“縁の種別”などが取替え項目として想定されますが、それぞれ日本工業規格(JIS)で定められている定価があるので、その規準を目安に価格の妥当性を判断することをお勧めします。
●住宅の外壁改修のポイント:外壁改修の場合は、「基本構想⇒設計段階⇒発注段階⇒工事中(施工数量調査=下見)⇒工事完成」の流れでおこなわれます。契約の成立は、印鑑を押すことですが、成立するまでに必要なのはその見積書が妥当かどうか発注者が自身でチェックし、納得しないうちは印を押さないこと。見積書には、専門用語が多数出てきます。例えば、リシンとは外装薄塗材E砂壁状吹付のことです。シーリングとは、雨が壁面クラックに入らないように塗りこむゴム状補修材です。こういう専門用語をきちっと把握しておくこと。見積項目に“外部足場”がありますが、実は外壁塗装の請求金額の40%がこの足場の設置にかかる経費だということを発注者は把握しておく必要があります。建物階層が高くなるにつれ、足場の金額も比例して高くなるのです。最後にポイントのまとめですが、①契約前に、契約図書・内容を熟知しておく、②不明瞭な事項は、契約前にそれぞれの担当者から説明を納得するまで受ける。③積算内訳明細書の数量・金額について、全て根拠を明示させる。④工事内容等を判断するときにLCC(建物のライフサイクルコスト)を含めた検討資料の提出を受ける。⑤契約条件・内容に競争性を阻害する事項は削除すること⑥新たな落札者選定手法を活用することです。
■参加者の感想や取り組みの影響
50名定員のところ申込者74名中参加者57名でした。アンケートより「バリアフリー、住宅改修の永住できる住宅のあり方」「現地視察でリフォーム事例」など今後実施してほしいセミナーの希望が多数あるなど、リフォームへのニーズの高さがうかがえるセミナーとなりました。








